4番員

第18回全国消防操法大会操法実施要領

待機
待機線上に一列横隊の体形で「整列休め」の姿勢で待機する。
この場合、AとBとの中間がポンプ車の中央になるようにする。

集合
の「集まれ」の号令で基本の姿勢を取り、かけ足行進の要領で発進し、集合線上にAとBの中間がポンプ車中央となるようん一列横隊の体形でAを基準に自主整頓を行い(整頓要領は@を除く各隊員は右手を腰に当て肘を測方に張る。頭はAは前方、@は左、BCは右に向けて整頓)集合する。

点呼
の「番号」の号令で@から順次各自の番号を呼称する。

乗車
の号令で@Aは半ば左向けをし、BCは大きく右向けをして、一斉に乗車する位置に前進して停止した後、Cの「よし」の合図で乗車し、Cはエンジンを始動させ、@ABは車両の走行に対応できる姿勢をとる。(乗車要領は左右いずれの足から乗車してもよいが、乗車側によって足を合わせる。この場合手すり等を握って乗車する)

下車
の「操作始め」の号令により、各隊員の必要な操作の完了を確認し、サイドブレーキを引き(確認)「よし」と合図してポンプレバーを入れて下車する。

第1線延長
 1)吸管伸張
下車後、ポンプ車後方に向きを変えて発進し吸管積載部の右側に右向け止まれの要領で止まり(開脚)、近くの吸管止め金具を外し、ストレーナー付近の吸管をBに渡した後、吸管伸張が終わろうとするところで、吸管を離すことなく吸管中央部にいたり、吸管左側に出て吸管を腰部で持ち(左手は吸管の上から右手は吸管の下から)ストレーナー側に重心をかけ「よし」と合図し、Bと歩調を合わせて、左足から2歩半で吸管投入に便利な位置まで進み、Bの投入合図「よし」で右足を半歩前に踏み出し吸管投入の補助をする。
 2)送水準備
吸管投入補助後、吸口方向へ向きを変え、かけ足行進の要領で発進し、吸管接地部を跨いで吸口に面し左向け止まれの要領(開脚)で止まり、吸口コックを全開し真空ポンプレバーとスロットルバルブが同時に触れる位置にいたり(同時に触れない位置にある車種については、ホースを跨いで移動してもよい)、計器に配意しながら揚水操作を行う。次いで右足を横に開き余裕ホースに配意した後、再び火点に向かって姿勢を正し、放水開始の伝達を待つ(第1方向側余裕ホースの後でポンプ運用に便利な位置)
 3)放水開始及び送水操作
Aの「放水始め」の伝達に右手を垂直に上げて「放水始め」と復唱し、右手を降ろして第1放口側に左足を1歩踏みだし一方の手で放口コックを全開にするまで徐々に開き、同時に計器に配意しながら他方の手でスロットルバルブを操作し、適正圧力を確保した後、左足を引きつけ火点に向かって姿勢を正す。

第2線延長
 1)第2線延長伝達
Aの「第2線延長」の伝達に基本の姿勢で「第2線延長」と復唱し、回れ右をして(足を引きつけることなく)発進し、吸管接地部を跨ぎ第2線筒先積載部にいたり、筒先を取り外しそのまま右に向きを変えAと相対し、筒先を水平にしてAに渡す。
 2)第2線放水開始の送水操作
筒先を渡した後、右に向きを変えて発進し、吸管接地部を跨ぎポンプ車右側を通ってポンプ車の前部にいたり(ポンプ車左側面の延長線の右側でBの通過を待つ)、Bが目の前を通過した後、第2放口側に移動し、火点に向かって姿勢を正す。次いで左足を横に開き余裕ホースに配意した後、再び火点に向かって姿勢を正し、放水開始の伝達を待つ。
 3)放水開始及び送水操作
Bの「第2線放水始め」の伝達に右手を垂直に上げて「第2線放水始め」と復唱し、右手を下ろして第2放口側に右足を1歩踏みだし、一方の手は放口コックを全開するまで徐々に開き、同時に計器に配意しながら他方の手はスロットルバルブを操作、適正圧力を確保した後右足を引きつけ火点に向かって姿勢を正さす。BのAに対する「伝達終わり」の合図を確認した後、左に向きを変え(足を引きつけることなく)発進し、ポンプ車前を通り第1放口側に右向け止まれの要領で停止し、火点に向かって姿勢を正して計器に配意しながら送水操作を続ける。

放水中止
Bの「放水止め」の伝達に右手を横水平にに上げて「放水止め」と復唱し、右手を下ろし第1放口側に左足を1歩踏みだし計器に配意しながら一方の手でスロットルバルブを操作し同時に他方の手で第1放口を徐々に閉じる。次いで足を引きつけることなく右に向きを変えて発進しポンプ車前を通って第2放口側にいたり放口コックを徐々に閉じ火点に向かって姿勢を正す。次いでBの放水中止の「伝達終わり」の合図を確認した後、左に向きを変えて足を引きつけることなく発進し、再びポンプ車前を通って第1放口側に右向け止まれの要領で停止した後、火点に向かって姿勢を正す。

収納
の「収め」の号令に「よし」と呼称し、乗車位置にいたり乗車した後、ポンプレバーを操作し、次いでエンジンを停止した後下車し延長ホースの内側で第1放口のホースを離脱し、伸張させ、ポンプ車前を通り、第2放口にいたりホースを離脱、伸張させた後集合線に集まる。

身体、服装の点検
集合線で負傷の有無及び服装の乱れを点検し整える。

解散
の「わかれ」の号令により、一斉にに相対し挙手注目の敬礼を行い解散する。