ポンプ車操法

第18回全国消防操法大会操法実施要領

積載品
ホース (65mm×20m以上)  6本
吸管 (75mm×8m以上)   1本
筒先 (23型以下の可変ノズル付) 2本
車輪止め  1対
枕木 1個
とび口 (1.5m以上) 1本
吸管控え綱(10mm×10m以上)  1本



操法実施項目   


待機      

 待機線上に@の右1.5mの位置で「整列休め」の姿勢で待機する。

@ABC
 待機線上に一列横隊の体形で「整列休め」の姿勢で待機する。
この場合、AとBとの中間がポンプ車の中央になるようにする。


集合

合図により基本の姿勢をとり、集合指揮位置(集合線上のCの踵中央から左斜前方5m)の方向に半ば左向けを行い、かけ足行進の要領で発進し集合指揮位置で左向け止まれの要領で停止し、「集まれ」と号令し、各隊員を集合させる。

@ABC
の「集まれ」の号令で基本の姿勢を取り、かけ足行進の要領で発進し、集合線上にAとBの中間がポンプ車中央となるようん一列横隊の体形でAを基準に自主整頓を行い(整頓要領は@を除く各隊員は右手を腰に当て肘を測方に張る。頭はAは前方、@は左、BCは右に向けて整頓)集合する。


点呼

各隊員が集合線に整列したならば「番号」と号令する。

@ABC 
の「番号」の号令で@から順次各自の番号を呼称する。

開始報告
 
集合指揮位置から、かけ足行進の要領で発進し審査班長の前方5mの位置で停止し、審査班長に挙手注目の敬礼を行い、「◎◎消防団、只今からポンプ車操法を開始します。」と報告し、挙手注目の敬礼を行った後、回れ右をしてかけ足行進の要領で発進し、集合指揮位置で各隊員に相対して停止する。

@ABC 
の開始報告中は基本の姿勢で待つ。


想定付与
 
「火点は前方の標的、水利はポンプ車右側後方防火水槽、手びろめによる二重巻ホース、一線延長」

@ABC 
基本の姿勢での想定を受ける。


乗車

「乗車」と号令し、ポンプ車に正対し、各隊員の乗車を確認した後乗車する。(ポンプ車正対時期は「乗車」の号令後、直ちに行うものとする)

@ABC 
の号令で@Aは半ば左向けをし、BCは大きく右向けをして、一斉に乗車する位置に前進して停止した後、Cの「よし」の合図で乗車し、Cはエンジンを始動させ、@ABは車両の走行に対応できる姿勢をとる。(乗車要領は左右いずれの足から乗車してもよいが、乗車側によって足を合わせる。この場合手すり等を握って乗車する)


下車
 
乗車後直ちに「操作始め」と号令し、Cの「よし」の合図で下車する。

@AB 
Cの「よし」の合図により下車する。

C 
の「操作始め」の号令により、各隊員の必要な操作の完了を確認し、サイドブレーキを引き(確認)「よし」と合図してポンプレバーを入れて下車する。


第1線延長

下車後、直ちに操作指揮位置(ポンプ車前方5m、ポンプ車右側方4m)に停止し、吸管操作及びホース延長等を監視する。続いてAが第1ホース延長後オス金具を地面に置くと同時に@に先行して火点に向かって前進し、火点指揮位置に停止して火点(標的)の状況を確認した後、左に大きく向きを変えて操作の状況を監視し、Aが注水補助位置にいたり「伝達終わり」の合図後右に大きく向きを変えて火点状況を監視する。(火点指揮位置は@の斜め右前方、概ね3mとする)

@
下車後、ポンプ車後方に向きを変えて発進しポンプ車後部にいたり、ポンプ車左側に積載してある筒先を取り外し筒先を背負い、さらに積載ホース(第3ホース)のメス金具部を右手で、左手はメス金具部の反対側を保持し、メス金具部が上部斜め前方になるように左肩上に乗せ、メス金具部を左手に持ち替え、右手を降ろし左に向きを変え足を引きつけることなく発進し、ポンプ車左側を通って第1、第2ホースの延長距離を考慮して火点に向かって前進し第3ホース延長地点にいたり、左手(メス金具部を持ったまま)を下げると同時に右手でメス金具部を持ち替え、左手でメス金具の反対側を保持し、メス金具が手前になるように肩から降ろして地面に立て、展張する。次いで右手はオス金具を持ったまま左足を軸に身体を右回りに反転させ、オス金具を左足近くに置き、身体を起こして筒先を第3ホースと結合して確認し、左手でノズル近くのプレイパイプを持ち、右手で取手を握ると同時にホースから左足を離して(右足を軸)火点側へ1歩踏み込み、基本注水姿勢をとる。Aが第2ホースを延長し、第3ホースに結合して姿勢を正した時点でAに対し「放水始め」と合図し、火点に向かっておおむね15m前進し、左上腕と腹部で筒先を抱え込み、折り膝または折り膝に準じた姿勢で、右手でホースをたぐり寄せ、これを右手で持って立つと同時に右足を1歩大きく踏み出し、半円を描くよう広げ、おおむね5mの余裕ホースをとり、(後方に概ね1mの注水補助が出来る場所をつくる)基本注水姿勢をとる。次いで右手を筒先から離さないように滑らせながらプレイパイプの中央付近へ移動し、筒先を右脇下と右腕で完全に抱え左手を筒先から離さず滑らせながらノズルを握り徐々に開き、ノズルが開いたならば左手を離さないように滑らせてプレイパイプ上部を握り、右手もプレイパイプを離さないように滑らせながら取手を握って標的に注水する。

A
 1)ホース延長
下車後、ポンプ車後方に向きを変えて発進しポンプ車後部んいたり、第2ホースを反そうん便利な位置に置き、次いで第1ホースを展張に便利な位置に搬送し、ホースのメス金具が手前になるように地面に立て、展張し、オス金具近くを折って搬送に便利な位置に置き、右足をホースから離すと同時にメス金具を両手で持ち上げ左手でメス金具、右手はホースに持ち替えて概ね2mの余裕ホースを取った後、メス金具を両手で持って第1放口に結合し、確認する。続いて折り膝又は折り膝に準じた姿勢で第2ホースを左肩上に担ぎ、第1ホースのオス金具を右手に持ち、腰に付けた後展張ホースの左側に沿って延長し火点に向かって前進する。第2結合実施場所にいたり、第1ホースのオス金具をその場に置き、第2ホースをメス金具が手前になるように肩から降ろして地面に立て、展張し第2ホースのオス金具近くを折って搬送に便利な所に置き、第1ホースと第2ホースを結合し確認する。次いで第2ホースのオス金具を右手に持ち、腰に付けた後展張ホースの左側に沿って延長し、第3結合実施場所にいたり、第2ホースのオス金具をその場に置き、第2ホースと第3ホースを結合し、確認して火点の方向に向きを変え、右足を左足に引きつけて基本の姿勢をとる(両足踵が第3結合部より火点側になる)続いて@の「放水始め」を復唱し、回れ右をして(右足を引きつけることなく)発進し、延長ホースの左側に沿ってポンプ車方向に前進する。
 2)放水開始の伝達
伝令停止線内の位置でCに相対して停止し、右手を垂直に上げて「放水始め」とCに伝達し、Cが復唱の手を降ろした後右手を降ろして回れ右をして(右足を引きつけることなく)発進し、延長ホースの左側に沿って最短距離で注水部署(@の反対側一歩後方)にいたり「伝達終わり」と合図して注水補助を行う。

B
 1)吸管伸張
下車後、ポンプ車後方に向きを変えて発進し、吸管積載部の左側に右向け止まれの要領で止まり(開脚)、近くの吸管止め金具を外し、Cから送りだされたストレーナー付近の吸管を両手で受け取ると同時に吸管左側に出て右手は吸管の下から、左手は吸管を左脇下に抱えるように持ち替え、伸張方向に向きを変えてCの送りだす吸管のよじれを取りながら、ストレーナー側に重心を掛け引きずらないようにCと歩調を合わせて伸張する。続いてCの「よし」の合図でCと歩調を合わせて、左足から2歩半で吸管投入に便利な位置まで進み、吸管をその場に置き右足立てた折り膝の姿勢で吸管控綱を取り外して(控綱を固定しておく輪ゴムはそのまま藤カゴ又は吸管に取り付けたままとする)右脇に置き、右手で控え綱の根本と端末を持ち、左手で吸管を持って立ち上がり、「よし」と合図して右足を半歩前に踏み出し、吸管控綱を送り出しながらCの協力で吸管を水利に投入する。続いて吸管控綱の端末を右手に持ってポンプ車方向に向きを変え、かけ足行進の要領で発進し、ポンプ車後部にいたり、車両後部の強固な位置にもやい結び及び半結び(端末を概ね10cm残す)で結着した後、枕木を取り出して吸管投入位置に向きを変え、かけ足行進の要領で発進し、枕木取り付け位置にいたり枕木を吸管の下に敷き、バンドを取り付ける。
 2)とび口搬送及び部署
枕木取り付け後、とび口積載方向に向きを変え、かけ足行進の要領で発進し、とび口積載部に右向け止まれの要領(開脚)で止まり、とび口柄の中央部付近を左手で上から持ち、右手は下からほぼ肩幅の間隔となるよう持ってとび口を降ろし、左に向きを変えると同時にこれを左脇下に抱えて、かけ足行進の要領で発進し、延長ホースの左側に沿って最短距離で破壊地点にいたり、左手で柄の中央部を、右手で柄の後部(後端から概ね10cmの位置)を持ってとび口を構える。

C
 1)吸管伸張
下車後、ポンプ車後方に向きを変えて発進し吸管積載部の右側に右向け止まれの要領で止まり(開脚)、近くの吸管止め金具を外し、ストレーナー付近の吸管をBに渡した後、吸管伸張が終わろうとするところで、吸管を離すことなく吸管中央部にいたり、吸管左側に出て吸管を腰部で持ち(左手は吸管の上から右手は吸管の下から)ストレーナー側に重心をかけ「よし」と合図し、Bと歩調を合わせて、左足から2歩半で吸管投入に便利な位置まで進み、Bの投入合図「よし」で右足を半歩前に踏み出し吸管投入の補助をする。
 2)送水準備
吸管投入補助後、吸口方向へ向きを変え、かけ足行進の要領で発進し、吸管接地部を跨いで吸口に面し左向け止まれの要領(開脚)で止まり、吸口コックを全開し真空ポンプレバーとスロットルバルブが同時に触れる位置にいたり(同時に触れない位置にある車種については、ホースを跨いで移動してもよい)、計器に配意しながら揚水操作を行う。次いで右足を横に開き余裕ホースに配意した後、再び火点に向かって姿勢を正し、放水開始の伝達を待つ(第1方向側余裕ホースの後でポンプ運用に便利な位置)
 3)放水開始及び送水操作
Aの「放水始め」の伝達に右手を垂直に上げて「放水始め」と復唱し、右手を降ろして第1放口側に左足を1歩踏みだし一方の手で放口コックを全開にするまで徐々に開き、同時に計器に配意しながら他方の手でスロットルバルブを操作し、適正圧力を確保した後、左足を引きつけ火点に向かって姿勢を正す。


第2線延長
 
合図により火点監視の姿勢から@の方向に向きを変え「第2線延長始め」と号令し、そのままの姿勢で頭を動かし@及びABCの操作状況を監視する。Bが「第2線放水始め」をCに伝達し、注水部署にいたり「伝達終わり」と合図下ならば火点に向きを変え火点状況を監視する。

@
の「第2線延長始め」の号令を復唱したのち、注水操作を続ける。

A
@の「第2線延長始め」の復唱に「よし」と合図してホースを離し、後方(ポンプ車側)に向きを変えて発進し延長ホースの左側に沿って伝令停止線内の位置でCん相対して停止し、「第2線延長」と合図し、Cの「第2線延長」の復唱後Cの後からポンプ車右側後部に右向け止まれの要領(開脚)で止まり、Cから手渡される筒先を背負い、左に向きを変え、かけ足行進の要領で発進し、吸管接地部分を跨いでポンプ車後部のホース積載部にいたり、積載ホース(第3ホース)のメス金具を右手で、左手はメス金具の反対側を保持し、メス金具が上部斜め前方になるように左肩上に乗せ、メス金具を左手に持ち替え右手を降ろし左に向きを変え(足を引きつける事なく)発進し、ポンプ車左側を通って、第1、第2ホースの延長距離を考慮して火点に向かって前進し第3ホース延長地点にいたり、左手(メス金具をもったまま)を下げると同時に右手でメス金具部の持ち変え、左手でメス金具の反対側を保持し、メス金具が手前になるように肩から降ろして地面に立て、展張する。次いで右手はオス金具を持ったまま左足を軸に身体を右回りに反転させ、オス金具を左足近くに置き、身体を起こして筒先を第3ホースと結合して確認し、左手でノズル近くのプレイパイプを持ち、右手で取手を握ると同時にホースから左足を離して(右足を軸)火点側へ1歩踏み込み、基本注水姿勢をとる。Bが第2ホースを延長し、第3ホースに結合して姿勢を正した時点でBに対し「第2線放水始め」と合図し、火点に向かっておおむね15m前進し、左上腕と腹部で筒先を抱え込み、折り膝に準じた姿勢で、右手でホースをたぐり寄せ、これを右手で持って立つと同時に右足を1歩大きく後に引き、半円を描くように広げ、概ね5mの余裕ホースをとり(後方に概ね1mの注水補助が出来る場所を作る)、基本注水姿勢をとる。次いで右手を筒先から離さないように滑らせながらプレイパイプの中央付近へ移動し、筒先を右脇下と右腕で完全に抱え、左手を筒先から離さず滑らせながらノズルを握り徐々に開き、ノズルが開いたならば左手を離さないように滑らせてプレイパイプ上部を握り、右手もプレイパイプを離さないように滑らせながら取手を握って標的に注水する。

B
 1)第2ホース
@の「第2線延長始め」の復唱に「よし」と呼称して、とび口をその場に置き、身体を起こして後方に向きを変えて発進しホースに沿って最短距離を通ってポンプ車後部のホース積載位置にいたり、第2ホースを搬送に便利な位置に搬送し、ホースのメス金具が手前になるように地面に立て、展張し、オス金具近くを折って搬送に便利な位置に置き、メス金具を両手で持ち上げ右手でメス金具、左手はホースに持ち変え概ね2mの余裕ホースを取った後、メス金具を両手で持って第2放口に結合し確認する。続いて折り膝又は折り膝に準じた姿勢で第2ホースを左肩上に担ぎ、第1ホースのオス金具を右手に持ち、腰に付けた後展張ホースの左側に沿って延長し、火点に向かって前進する。第2結合実施場所にいたり、第1ホースのオス金具をその場に置き、第2ホースをメス金具が手前になるように肩から降ろして地面に立て、展張し、第2ホースのオス金具近くを折って搬送に便利な位置に置き、第1ホースと第2ホースを結合し確認する。次いで第2ホースのオス金具を右手に持ち、腰に付けた後、展張ホースの左側に沿って延長し、第3結合実施場所にいたり、第2ホースのオス金具をその場に置き、第2ホースと第3ホースを結合し、確認して火点の方向に向きを変え右足を左足に引きつけて基本の姿勢をとる。(両足踵が第3結合部より火点側になる)続いてAの「第2線放水始め」に復唱し、回れ右をして(右足を引きつけることなく)発進し、延長ホースの左側に沿ってポンプ車方向に前進する。
 2)第2線放水開始の伝達
第2結合部付近を跨いでCの方向に直進し伝令停止線内の位置でCに相対し、右手を垂直に上げて「第2線放水始め」とCに伝達し、Cが復唱の手を下ろした後右手を下ろし、回れ右をして(右足を引きつけることなく)発進し、延長ホースの右側に沿って最短距離で第2線の注水部署(Aの反対側1歩後方)にいたり「伝達終わり」と合図する。続いて進行方向に向きを変え破壊地点にいたり、再びとび口を持って構える。

C
 1)第2線延長伝達
Aの「第2線延長」の伝達に基本の姿勢で「第2線延長」と復唱し、回れ右をして(足を引きつけることなく)発進し、吸管接地部を跨ぎ第2線筒先積載部にいたり、筒先を取り外しそのまま右に向きを変えAと相対し、筒先を水平にしてAに渡す。
 2)第2線放水開始の送水操作
筒先を渡した後、右に向きを変えて発進し、吸管接地部を跨ぎポンプ車右側を通ってポンプ車の前部にいたり(ポンプ車左側面の延長線の右側でBの通過を待つ)、Bが目の前を通過した後、第2放口側に移動し、火点に向かって姿勢を正す。次いで左足を横に開き余裕ホースに配意した後、再び火点に向かって姿勢を正し、放水開始の伝達を待つ。
 3)放水開始及び送水操作
Bの「第2線放水始め」の伝達に右手を垂直に上げて「第2線放水始め」と復唱し、右手を下ろして第2放口側に右足を1歩踏みだし、一方の手は放口コックを全開するまで徐々に開き、同時に計器に配意しながら他方の手はスロットルバルブを総裁、適正圧力を確保した後右足を引きつけ火点に向かって姿勢を正さす。BのAに対する「伝達終わり」の合図を確認した後、左に向きを変え(足を引きつけることなく)発進し、ポンプ車前を通り第1放口側に右向け止まれの要領で停止し、火点に向かって姿勢を正して計器に配意しながら送水操作を続ける。


放水中止

合図により火点監視の姿勢から@の方向に向きを変え、姿勢を正して「放水止め」と号令し、各隊員の操作状況を監視し、Bが「放水止め」の伝達後とび口を立てたのを確認して、火点方向に向きを変え鎮圧状況を監視する。

@
の「放水止め」の号令で基本注水姿勢からノズル操作(放水開始時にノズル操作参照)を行って、放水を中止し「第1線放水止め」と復唱し、BがCに放水中止の伝達を終わって注水部署(第1線の注水部署と第2線の注水部署の中間点)に戻り、「伝達終わり」の合図で右手を筒先から離さないように滑らせながらプレイパイプの中央付近へ移動し、筒先を右脇下にしっかり抱え、ノズルを下方に向けて排水し(下向きでノズルを全開にする)審査副班長の指示によりノズルを完全に閉める。ノズルから左手をプレイパイプの先端付近に滑らせながら握り変え、右手でノズルを握り「よし」と合図して左手を離すと同時に左足を右足に引きつけ、筒先を右足際に立てて姿勢を正す。

A
の「放水止め」の号令で基本注水姿勢からノズル操作(放水開始時のノズル操作参照)を行って放水を中止し「第2線放水止め」と復唱し、BがCに放水中止の伝達を終わって注水部署(第1線の注水部署と第2線の注水部署の中間地点)に戻り、「伝達終わり」の合図で右手を筒先から離さないように滑らせながらプレイパイプの中央付近へ移動し、筒先を右脇下にしっかり抱え、ノズルを下方に向けて排水し(下向きでノズルを全開にする)審査副班長の指示によりノズルを完全に閉める。ノズルから左手をプレイパイプの先端付近に滑らせながら握り変え、右手でノズルを握り「よし」と合図して左手を離すと同時に左足を右足に引きつけて、筒先を右足際に立てて姿勢を正す。

B
@の「第1線放水止め」及びAの「第2線放水止め」の復唱を確認した後、「よし」と合図してとび口をその場に置き、身体を起こして後方に向きを変えて発進し、第1線の延長ホースの左側に沿って伝令停止線内の位置でCに相対して停止し、右手を横水平に上げて「放水止め」とCに伝達し、Cが復唱の手を下ろした後右手を下ろし、回れ右をして(右足を引きつけることなく)発進し、第1線の延長ホースの左側に沿って注水部署(第1線の注水部署と第2線の注水部署の中間地点で@の右足踵とAの右足踵とを結んだ線上にBの両足踵が並ぶ位置)に停止して、「伝達終わり」と合図し、左足を一歩踏みだしてとび口をとり右足際に立てて姿勢を正す。

C
Bの「放水止め」の伝達に右手を横水平にに上げて「放水止め」と復唱し、右手を下ろし第1放口側に左足を1歩踏みだし計器に配意しながら一方の手でスロットルバルブを操作し同時に他方の手で第1放口を徐々に閉じる。次いで足を引きつけることなく右に向きを変えて発進しポンプ車前を通って第2放口側にいたり放口コックを徐々に閉じ火点に向かって姿勢を正す。次いでBの放水中止の「伝達終わり」の合図を確認した後、左に向きを変えて足を引きつけることなく発進し、再びポンプ車前を通って第1放口側に右向け止まれの要領で停止した後、火点に向かって姿勢を正す。


収納

合図により@の方向に向きを変え「収め」と号令し、@Aが筒先を離脱し背負うのを確認した後、進行方向に向きを変え@Aとともに発進し、集合指揮位置で停止する。

@A
の「収め」の号令に「よし」と呼称し、筒先を第3ホースから離脱し、背負った後とともに発進しポンプ車左側を通り筒先を元の位置に収め集合線に集まる。

B
の「収め」の号令に「よし」と呼称し、とび口を浮かし、回れ右の要領で向きを変えると同時にとび口を左手に持ち替えて左脇下に抱え、とび口収納位置にいたり、両手でとび口を持ち上げ元の位置に収め集合線に集まる。

C
の「収め」の号令に「よし」と呼称し、乗車位置にいたり乗車した後、ポンプレバーを操作し、次いでエンジンを停止した後下車し延長ホースの内側で第1放口のホースを離脱し、伸張させ、ポンプ車前を通り、第2放口にいたりホースを離脱、伸張させた後集合線に集まる。


身体、服装の点検

集合指揮位置で、負傷の有無及び服装の乱れを点検し整える。

@ABC
集合線で負傷の有無及び服装の乱れを点検し整える。


点検報告

各隊員が集合線に整列した後「点検報告」と号令し、各隊員の点検結果の報告に対しそれぞれ「よし」と呼称して受領する。

@ABC
身体、服装の点検終了後、Aを基準に自主整頓し、の「点検報告」の号令で@からCまで順次に相対し、「○番員異常なし」と報告する。


終了報告

集合指揮位置から、かけ足行進の要領で発進し、審査班長の善報5mの位置で停止し、審査班長に挙手注目の敬礼を行い、「◎◎消防団ポンプ車操法を終了しました」と報告し、挙手注目の敬礼を行った後、回れ右をしかけ足行進の要領で発進し、集合指揮位置で各隊員に相対して停止する。

@ABC
の終了報告は基本の姿勢で待つ。


解散

各隊員に対し「わかれ」と号令し、各隊員に答礼し解散させる。

@ABC
の「わかれ」の号令により、一斉にに相対し挙手注目の敬礼を行い解散する。

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