’８９ 池ノ平に参戦を始めた頃。雨の日はグチャグチャとなる。
『軍曹のアウトドア』
地元のバイク屋 MOTO HOUSE WINDでアルバイトをしていたとき、社長の
横山さんにそそのかされてモトクロッッサーKX80-Ⅱを買った。
大井川のコースで練習したりして、愛知県池ノ平ワンダーランドで初めてレ
ースに参戦した。スターティンググリッドに並んで、フラッグと共に一斉にスター
トすると一気に闘志が沸き上がるのだ。尾根を上下する急斜面に最初はビック
リしたけど、ここが抜かす良いポイントになっていった。レースは３時間で、誰が
最もたくさん走れたかで競われる。僕はヒデカッチャとペアを組んで走ったのだ。
ガレ場の登りでは、他のライダーが大勢スタックして阿鼻叫喚（ラジエターキャ
ップを吹き飛ばしてるバイクもいる）となっている中を、気合いと根性で（テクニック
は!?）駆け上り、初レースで４位入賞という予想もしなかった成績となった。
それ以後は６年近く池ノ平ワンダーランドを中心に、そこいら中のレースにエント
リーしていった。多いときは月に２回、ほぼ毎月どこかのレースに出ていたので消
耗部品代、エントリーフィーだけでもかなりの金額になった。しかし、レースを続けた
ことによってエンジンの分解、メカニックについて知識、技術を広げることが出来た
その功績も大きいと思っている。
池ノ平ワンダーランドはアップダウンが激しく、大きな石がゴロゴロしていたり、粘
土質のグチャグチャ路面があったりと変化に富んでいて面白いコースです。
’８９ 池ノ平に参戦を始めた頃。雨の日はグチャグチャとなる。
ヨッチャンとペアを組んだナショナル・ヘアー・スクランブル・シ
リーズでまたしても３位。なかなか優勝できなかった。
雨の多治見。林の中では何台もオーバーヒートでリタイヤしていた。
池ノ平の雨。標高が高く寒いのでカッパ上着を着た。