『軍曹のアウトドア』

   ハタミ観察

遠州灘でしか捕れない(?)ハタミです。
早い人は2月位から捕り始めます。暑くなると貝毒を持ちます。
浜でのハタミ捕りは春から初夏にかけての遠州地方の風物詩みたいなものです。
今年はハタミよりもハマグリが沢山捕れました。
ハタミとハマグリの違いを簡単にノートしてみました。
2003.4.19



  ハタミ                                ハマグリ
               
       

 大きさは同じくらい(約50mm)の物を比較してみました。ハマグリもハタミも大きい物では70mm程になります。上から見ると形はどちらも似ています。しかしよく見るとハマグリ(右)は表面が滑らかなのに比べて、ハタミ(左)はザラザラしています。手に持ったときに感触が全然違います。
個体によって模様もそれぞれ異なりますが、ハマグリとは明らかに違います。


         
上から                           横から

 最大の違いは厚さです。 ハマグリ(右)に比べてハタミ(左)は薄いですね。
右の写真をよく見ると判りますが、単に厚さが違うだけではなく盛り上がり方も違いますね。
カガミガイというのを初めて捕りましたが(遊外王様が確認してくれました)カガミガイとも形が異なります。
さてお味はどちらが美味しいでしょうか? 味覚だけは個人差がありますので何とも言えませんね。
どちらも美味しいですよ。


ちなみにこんな道具を使って捕ります。↓ この辺りの釣具屋さんで売られています
しかし管理潮干狩りエリアでは使用禁止となっていますのでご注意ください。


             
  その後詳しく調べたところ、ハタミとは地方名で正式名はコタマガイであることが判明しました。
 生息地域は北海道南部〜九州に至るそうです。朝鮮半島などアジア地域にも生息するらしいですね。
                                           2003.5.7
豊漁でした  2008.3.22 豊漁でした
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