『軍曹のちょこっとコラム


静岡県消防協会 県訓練指導員研修を終えて

                         平成14年 3月19〜20日

 僕は平成14年度から静岡県消防協会小笠支部県訓練指導員
(以下県指)の大役を仰せつかる事になりました。僕はポンプ車操
法担当です。県指になるにあたり静岡県消防学校に於いて開催さ
れた、一泊二日の指導員研修に参加してきました。
訓練参加にあたっては小笠支部先輩県指から、事前研修を一日
やって頂きました。その際「伝統ある小笠支部(県下11支部有り)
の県指として、気合いを入れて積極的に訓練に望むこと」を要求さ
れました。
以下に消防学校に於ける指導員研修を簡単にレポートします。




 県下33人のポンプ車操法指導員の中で、14年度には自分を含
めて8人の新入県指がいました。服が違うので先任県指とは一目
瞭然で区別できます。配られた名簿を見ると9年前、自分が参加した
県大会で苦汁を飲まされた支部からも、一人新入県指がいることを
発見。顔を確認して「こいつにゃ負けんぞ!」と腹の中で早くも闘志
が沸きあがります。
 一日目の日程では17:00まで実技訓練です。整列して最初に総代
から「一年生にとっては大変厳しい訓練になると思いますが、男なので
涙を見せないよう頑張ってください」とのお言葉。ぐぐぐぐぐぐ・・・。
早速一年生8人が集められ、ポンプ車2台に4人づつに分かれて訓
練開始。廻りから早くも事細かな指導が飛んでくる。しかも人によって
違うことを言われるときが多々ある(その辺のことも小笠支部先輩県指
から聞いていたので了解ずみ)。しかし、的確且つ理にかなった指導を
受けると「なるほど!」と納得させられる。
声を出すときには腹の底から大声でやった(すぐ喉がガラガラになる)。
他の連中の声が小さく、イマイチ節度も無いのが気に掛かる。

 一本終わると他の一年生はまず一息入れているが、それにペースを
合わせちゃイカン。僕は小笠支部県指なのだ。すぐにホースを巻いたり
吸管を納めたりと次の訓練の支度に取りかかる。礼式や小型ポンプの
小笠支部一年生も頑張っているのが目に入る。頑張れ!
 本日の締めとして県指3年生が、手本を示すように総代が言われた。
今まで細かい指導をしてきた県指達が腕組みをしてる中、小笠支部の
先輩二人は当然の如く最初に進み出て、ゼッケンを胸に締めていた。
さすがであります。

17:00に第一日目の訓練は終了し、17:20から食堂で夕食。昼食もそ
うでしたが皆、飯の量が半端じゃない!丼茶碗に山盛りにするのだ。普段
こんなに食べないのと、いつもより時間が早いのとで余り腹も減ってなかっ
たが無理矢理丼に山盛りにした。
夕食後は22:00の消灯まで自由時間です。もうジャージに着替えてリラッ
クスしている人も大勢いましたが、我が小笠支部は19:00からナイター訓練
が待っている。ナイター訓練には磐周支部、西遠支部も参加した。
 20:30に終了して風呂が閉まる、ギリギリの時間に浴室に滑り込んだ。
その後小笠支部で部屋に集まり、本日の反省会を行い23:30過ぎに就寝。

 二日目は公式には9:00からの訓練日程であるが、我々は5:00から朝練
である。4:30に起床。一人でグランドを一周してウオーミングアップする。今
日もやるぞー!と胸の中で叫んだ。太股、ふくらはぎを揉んでいると、例の“負
けたくない奴”が足を叩きながら近寄ってきて「足がパンパンになった?」と聞
いてきた。バカヤロ、これごときでへたばるか!と言いたかったが「まだ、まだ
ぁ」と静かに言っておいた。 

 7:00から全員で点呼と連続呼称、ラジオ体操をする。小笠支部の礼式一年
生県指が指揮を執った。これ以上デカイ声は出ません、と言うような声で見てい
て気持ち良かった。カッコ良かったです。午後からは実際に水出し訓練を行った。
まだまだやり足らない気分であったが、16:00から終了式を行いすべての日程
を終えました。


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