『軍曹のちょこっとコラム』高橋口組

久々のレポートです。今回は我が村の豊年祭でございます。
昔は米が豊作だった年に祭を行うか決めたそうですが、
現在では毎年恒例として行われています。
この時期は小笠町、浜岡町、大東町、が一斉に祭ムード一色になります。
それぞれの町内会や神社によって歴史、屋台の装飾、祭の礼法等様々
ですが、この辺りの山車に共通して言えるのは二輪一本柱万灯型だとい
うことでしょう。
屋台と言えばおおよそ御殿屋台が主流のようでして、このようなタイプは
珍しいようです。江戸の三社囃子を遠州横須賀城主がこちらに伝えたの
が始まりだとされています。今回は私の住む高橋口組の祭を中心にお伝
えしたいと思います。
                                            平成14年10月
        
    二輪の一本柱万灯型とはこんな山車です。最上段にはダシが乗り
   それを一本柱が支えています。枠の最前列が花形ポジションです。



        
     今年は花の出来がイマイチです。上段には一間の竹に13個の花
    が付き、下段には二間の竹に27個の花が付きます。花の位置は
    等間隔になるように、あらかじめ竹に印しをしておきます。
    花屋台ですので花の出来の善し悪しが見た目に大きく作用します。



        
     高橋口組町内会を引き回します。私も小さい頃から祭大好きでしたが、
    今の子供達も皆大好きです。遠くの大学に進学した女の子でさえ、祭の
    時には帰って来て祭に参加します。



        
       熊野神社に向かいます。熊野神社には二日目の昼に4台の山車が
      集まります。この祭の一つのクライマックスです。若い衆には「死ぬ気
      になってやれよ!」とハッパを掛けます(笑)
      夜には合計7台の山車が引き分かれをします。



        
     写真中央が熊野神社本殿です。
    神事が終わった後、芸人がマジックショーや歌謡ショーなどを繰り広げます。
    こうやって見ると田舎の「ショー」らしくてナカナカ良いもんですね。
    若い人はあまり見ませんが、年輩の人達や子供達は口をアングリあけて見
    入っています。


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