『軍曹のハンドメイド』

掃除機復活作戦

 使い始めてかれこれ10年程になる掃除機が調子悪くなった。
スイッチを入れると「ウイ〜ン!」と元気よくモーターは回転するのだが、掃除を始めると「ウィンン・・・・」とすぐ止まってしまう。
ハイグーシャ少佐からは「新規導入を熱望」と再三催促されている。しかしモーターは元気なのでどうも未練が残る。
 年の瀬も詰まってきた12月26日夜、「今日中に治らなかったら明日買ってくる!」との言葉を背中に浴び、メカ音痴の私は缶ビールを片手に掃除機の修理に取りかかった。

蛇腹ホース内配線の接触不良か!?

 スイッチを入れて動作を始めると止まることから、最初に疑ったのは蛇腹ホースに巻き付いて掃除機本体と、手元スイッチを繋いでいる信号線だ。長年使っているうちに断線したと考えられる。線は4本あって赤単芯、赤3芯、桃単芯、桃3芯である。テスタで導通を調べると3芯の線が導通があったりなかったりする。「うむ、これだな」 と一人納得し、柿の種を片手に半田ゴテを使ってバイパス工事を施工した。「よし!行くぞ!」と一人意気込みスイッチを入れる。「ウィンンン・・・・・・・」  いかん、これじゃなかった・・・・ 

赤いのはダイオード
手元スイッチに何かトラブルでもあるのか・・・・・・? カバーを開けて点検してみる。各種スイッチが4つほど付いているが取り付けなどに異常は発見できない。少しホコリが溜まっているけど、トラブルを引き起こすほどでもなさそうだ。手元スイッチもホースの配線も問題なさそうとすると・・・・・・

できればばらしたくない・・・
本体側か・・・・・?こんにゃろ

ここまでは簡単にできる
カバーを開けて6本のビスを外してみる。すると内側のカバーがまた外れる。

ここで大きな発見をする

んで、次に疑われるホース結合部分を外すとこんな感じになる。 「お!?」 発見した! 上の写真の8ヶ所の接点に黒い炭化したような粉が付いていた。それが絶縁を引き起こしているのだ。 かなり確信が持てるぞ。それをきれいに拭き取って接点を復活させた。

当然こっちもきれいきれいしとこう

8ヶ所の接点が接触しているホース結合部分側もやっぱりきれいに拭いてやった。結構汚れていたのだ。 掃除中横を向いたり、後ろを向いたりするとこれが回転しているのだ。全周、接点と接触出来る仕組みになっている。 よし これで治るだろ。 これで治らなかったら諦めるかぁ・・・
 再び組み付けてスイッチを入れる。

「ウィ〜〜〜〜ン!!!」

あっちを向いても、こっちを向いても止まらない!
よぉし! 治ったぞぉ! もう一本飲も!
 ド素人の俺でも治せたぞ! うひひひ  やったね(^_^)v
プシュッ!

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