2009/05/16
まずはフロントタイヤを外します。 | |
こうして見るとなかなか汚いですね。錆びているように見えるのは、ハブからはみ出したグリスが固着したものだと思われます。 | |
フロントは13ミリ(玉押し)と17ミリ(ロックナット)のハブコンレンチを使いました。レンチは7本セットを1,400円でヤフオクで仕入れました。玉押しを廻すには薄いレンチがないとできません。 | |
うぅむ 汚いな ボールが落ちてもどこかに行かないように、ハブの下にはマグネットパンを置いてあります。片側に10個のボールが入っていました。ボールやニードル、円筒、円錐など用途により種類はいろいろありますが、時代が変わっても回転運動や直動運動の摩擦軽減には丸い物が使われますね。この先もずっと変わらないでしょうね きっと。 | |
先端がマグネットになっているドライバーを入れると、ほれっ このとおり (^o^) グリスがまったく切れています(笑) これじゃいけません。 | |
分解した部品点数はこんなものです。洗浄油(昨冬使い残した灯油です)で一つ一つきれいに洗います。 | |
玉押し 転動体(ボール)の軌道上に薄い筋が見えますが、部品交換するまでもなさそうです。 と 言いますか、部品を取り寄せてないので、このままグリスをたっぷりつけて組み付けます(笑) | |
ボールもレースもきれいにして、グリスをたっぷりレースに置いてから、ボールを組んでいきます。ボールが入ったらもう一度グリスをあげます。 | |
万力で反対側を固定して、当たりを取ります。微妙な加減が必要です。締めすぎるとコリコリ、緩すぎるとガタがでます。タイヤに耳を付けてハブを廻すと、ボールの転がる音がよく聞こえます。ロックナットの締め付けも考慮しながら決めます。 | |
リヤのハブも分解しました。 | |
どうせですので、カセットスプロケットも外して洗っておきます。 | |
リヤ側はフロントより大きなボールでしたが、数は1つ少なくて9個でした。 道具も測定器も良い物を使いましょう。ホームセンターで安物を買ってはいけませんね。使用頻度はヒジョーに少ないのですが、ミツトヨのデジタルノギスを使います(^o^) ノギスはデジタルが目が疲れなくていいですね。ホゾ穴も測ったりします。 | |
リヤ側もフロントと同様に部品をきれいにしてから、グリスをたっぷりつけます。グリスはFINISH LINEのテフロングリスを使っております。ボールの上からもう一度グリスをたっぷり置いてから、フロント側と同じように当たりを取って組み付けして完了です。ブレーキの調整とチェーンの洗浄もやっておきました。たったこれだけの事ですが、なんだか気持ちよく自転車に乗れるような気がします。 |