軍曹の小屋作り
さて壁の造作に入ります。杉板を焼くことにしました。時代焼きとも呼ぶそうです。

2005.06.26

ホントは焚き火で・・・実際はバーナーで 当初は焼き杉にする予定ではありませんでしたが、ちょっと思いついて板を焼くことにしました。目論見としては、@表面を炭化させて木質の腐食を防ぐ A色付けの意味も含める と言った所です。果たして本当にその様な効果が望めるのかは良くわかりませんが、結果論としてはカンナ掛けの白木状態よりも色も美しくなったと思っております。六寸の杉野地板を自動カンナ(大活躍!)に掛けて、写真のバーナーで焼いていきます。ガスカートリッジは3本で\498です。1本で15枚近く焼くことが出来たので、思ったよりコストを押さえることが出来ました。本当は焚き火でやれたら良いのですが、こっちの方が作業は楽です。
だんだん張れてきました 壁下地としてアスファルトフェルトを張ります。ちょうど通りかかった友人を捕まえて手伝ってもらいました(^^) 張り方は「下見張り」という工法です。ま最も簡単な工法で雨仕舞いも良いという造作だそうです。壁材は新建材のサイディングなんて使う気はまったくありません。要らなくなった時、処分に困りますからねぇ 木なら畑でウイスキーでも飲みながら焚き火のネタにします。張り替えるのも簡単ですしね。
足場板は廃材の三寸角材です 息子も帰ってきて手伝って(?)くれます。釘はステンレス釘を使います。普通の釘では錆びが流れ出て壁を汚してしまいます。一人で十三尺の板を水平に張るには工夫が必要です。下の板上端から一寸下げた位置に釘を打っておいて、そこに上になる板を乗せて、反対側に移動し水平器で水平を見ながら決めます。 板の重なり代は一寸です。
墨に合わせて貫を打ちます 最初から寸法通りに切ってしまうと施工も面倒ですし、端の線が呆けてしまいます。一番上と一番下だけ正規の寸法を出して張っておき、間の板は13尺のまま適当に張っておきます。全て張り終えたら上の板と下の板の端に墨坪で墨を付けます。その線沿いにノコギリで切れば真っ直ぐな線が出ます。ノコギリでやるのは面倒だったので墨に合わせて貫を仮打ちして、その上に丸鋸を走らせて一発で切り落としてしまいました。
いいじゃん! うむ、きれいな直線がでました。ここに細い角材を打ち付ければこの面は完成です。色もなかなかいい感じになりました。この勢いで全周やってしまいたいのですが、先に自転車置き場を仕上げたいと思います。こうして書いてみますと簡単に進んでいるように感じられますが、板を焼く作業から2面の壁を張り終えるまでには概ね3日間ほど掛かっております(^^;) ま丸一日作業していた訳ではありませんが。

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