軍曹の小屋作り

屋根工事の途中で筋交いを入れたのでレポートは少し前後しております。

2005.5.26

雨の日にやらないほうがイイようで・・・ 三寸五分の土台(ヒバ)に三寸の間柱を入れます。内側に五分の隙が発生しますが、そこには内壁が入り真壁となります。土台にも梁にも一分の刻みを入れておいたので、一カ所づつ実寸を計って墨線を残して切り出します。それを片手掛合ではめ込んで釘で打ち付けます。木材というのは雨の日と晴れた日ではかなり収縮するものです。雨の日に寸法を測って切り出した間柱は晴れた日には、スカスカになっておりました。
セオリーどおりに間柱に切り込みます 一寸二分×三寸の筋交いを仮止めして、コーナー部分を墨付けします。その墨を残すようにして切り落とします。仮止めを外す前に間柱にも墨を付けておいて、一寸二分の深さで刻みます。ノコギリと丸鋸を使って刻みを入れて、ノミでさらいます。こんな作業に丸鋸を使うのは大変危険です。個人の責任において十分危険予知して作業しなくてはいけません。丸鋸を扱う姿勢も不安定、丸鋸のベースと接地する面積も少なくて不安定、追い打ちを掛けるように斜めの切り込みを入れるのでキックバックの危険性も大きい。用心用心 
隙間なくパキッとはまると気持ちよし 上の写真の作業を終えていよいよ筋交いを打ち付けますってぇと、ご覧の通りになるわけでございます。なかなか良いんでないの。間柱には3本の釘で打ち付けます。ホントは梁と土台にノミで切り欠きを入れて筋交いをはめ込むべきなのでしょうが、先を急ぐあまり、筋交い用金物を使ってしまいました。とほほほ これじゃメーカーハウスと変らんじゃねぇか(^^;) 
金物を結合部に使いましたがこの程度の小屋なら十分と思われます ド素人の僕がエラソーなこと言えませんが、大工さんも自分で最初から最後まで仕事が出来れば本望でしょうが、ナカナカそうも言っていられないようで、大手メーカーハウスの仕事を受けざるを得ないようです。とにかく早く(=人工代を安く)作るのが良い・・・と言う風潮のようですね。確かに安いのは魅力ではありますが、3年や5年で買い換えるのを前提とした買い物ではありません。我が日本には風土に合った木造構法があり、それを作り上げる技術も備わっている。それを次の世代にも伝授していかなきゃ絶えてしまう。プレカットばっかりじゃねぇ 早くて安いが良いばかりじゃあるまい。それがわかるお客さんになりたいものです。
稲も大きくなりました。それ以上に雑草も・・・・ 筋交いの打つ方向も注意しなくてはいけません。だいぶ田んぼの稲も大きくなってきました。筋交いを打つ前は屋根に登って歩き回るとちょっとグラグラしましたが、筋交い施工後はびくともしません。三角形は強いのだな。仮止めして墨を付けますが、隙間があってはいけないので、墨線を残して固めにはめるようにします。しかし古の構法には筋交いはなかったようです。それが免震構造となっていたのだろうか。筋交いや火打ちは最近になってから登場したそうです。
最初は予定していませんでしたが破風板も打とうと思っております 妻側の筋交いはこんな感じです。筋交いの向きを間違えると意味をなしません。 去年採れたゴーヤの種を蒔いてあるんですがそれからは発芽せず、コボレ種から発芽したものが順調に育ってきています。カボチャも種を取っておいて蒔いた奴より、コボレ種で勝手に生えた奴の方が生育旺盛です。これからは○キイやサ○タの種ではなく、地元で採種された種を購入して栽培し、自家採種していこうと希望をもっております。申し遅れましたゴーヤやカボチャより遙かに雑草の皆様は生育旺盛で、我先にと天に向かって伸びております。地球温暖化防止の為にもこれからも生育を見守っていこうと思っております。

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