軍曹の小屋作り
土台の墨付け

いよいよ墨付け工程に入ります。まずは土台から始めてみました。土台の四隅は襟輪小根ホゾという仕口を使う事にします。

2004/11/30

墨付けで使う主な道具です。竹製の墨差し、曲金、カーペンターゲージ(無くても大丈夫)、コンベックスなどですね。あっそうそう、尺棒も必要です。最初に尺棒で0目盛りから3尺6尺9尺12尺に印をして、材のぐるりに芯線を付けます。写真のハッチング部分は間柱が入ります。墨差しで本当に上手く線が掛けるのだろうかと心配でしたが、しっかりとした線が書くことが出来ました。鉛筆で書いた線では光ってしまい、うまく見えないそうです。墨付けは全て芯基準なので柱の中心を出してから罫書きをします。
い通りと、ほ通りの土台から始めました。男木になります。写真中央に上から下に縦一本通っているのが一通りの芯です。要はこの線の中心に一通りの土台が組まれ、その上に墨柱が立つわけです。三通りの芯にも柱が立ちますが、一、五の柱とはホゾの形が違います。墨柱は一寸角のホゾ、三の柱は一寸×三寸五分のホゾになります。
当然い通りとほ通りの土台は同時に墨付けしましょう。今日は土台の墨付けで作業終了です。墨差しは良く洗っておかないと、次から使えなくなってしまいます。こりゃイイね!と思ったのは墨差しの反対側(細い方)をげんのうで叩くとマジックの代わりになるって事です。こっち側で字を書いたりします。

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