軍曹の小屋造り

2004.10.14

    尺貫法

 これまでのDIY工作ではメートル法を使っていれば何ら問題ありませんでした。仕事で毎日使うコンベックスもJIS規格の物です。今回小屋を作るに当たっても当初はメートル単位で設計しようと考えていました。今まで尺や寸の単位は日常生活において必要なかったので、ミリを寸に置き換えるのが面倒でした。と言うより尺寸で物事を測るベースが自分にはなかったので(今でもそうですが)、イメージも計算も出来ないのが事実でした。2間×2間の建物を4m×4mで設計すれば図面を書くのも簡単だしイメージも沸きやすい。しかしメートル法を忠実に実行している日本に於いても、未だ尚尺貫法はそこかしこに大きな勢力を保っているのでした。釘一本の長さに始まり建築一般に置ける材料の単位は大部分が尺貫法に基づいて作られております。ってぇことは、やっぱり尺貫法で作る方が作りやすいのでしょうナ。歩留まりも良いしネ。しかし昔に比べて新人類(死語だな)は体躯も大柄になってきた昨今、尺貫法で造作すると狭く感じるのも事実ではあります。一応世界標準になっているはずのメートル法ですが、いまだヤードやフィート、インチなんて言ってる国が幅を利かせているご時世ですので、日本人なら間、尺、寸、坪で勝負しようじゃありませんか。
「お〜 でかいホイール買ったな!16インチか?」
「バカ者、一尺三寸四分と言え」  
 
 まずはコンベックスを尺寸の奴を買ってきました。尺寸はJIS規格されていないようですが・・・ 正直慣れないと見づらい・・・笑   仕事ではスコヤ(square)しか使っていませんが、尺単位の曲尺も買ってきました。この曲尺はカッコイイですネェ〜 角目、丸目や等間隔分割など機能満載です。日本人で良かったと思いました(ナンのこっちゃ?) 今回、設計に使っていたJWWも環境設定の変更で尺貫法で図面も書けるし、寸法も引けることが判りました(最近になって・・笑) このJWWもなかなか素晴らしいソフトですネ。さすが日本人の開発したソフトであります。これについてはまた次の機会にお話したいと思います。  と言うことで設計も最初から尺貫法でやっております。


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